Invent or Die - 未来の設計者たちへ:第一回 書き起こし その6

8月24日(金)に開催された「Invent or Die - 未来の設計者たちへ:第一回」の書き起こしです。


司会者:夏野さん、中島さん、ありがとうございました。はい、そうですね。これから30分ほどの時間がありますけども質疑応答ということでですね、色々、あのこれまでのSingularity Socityの話ですとか、今までお伺いした話に対して、色々皆さんあると思うんですね。で、この後、懇親会もあるんですけども、そこで、こう個人的に聞くよりは、今ここでですね、皆さんでシェアして質問に対してお答えいただいた方が、皆で盛り上がれるかなと思っておりますので、ぜひ色んな事質問していただきたいと思うんですけども、どなたかいらっしゃいませんか。

質問者: 今日は面白い話ありがとうございました。こうやって話聞くと、なんか自分もやるぞって思うんですけど、家に帰ると、こう足かせというか、さっきもちょっと話になったんですけど、なんかこうやる気を削ぐようなことを言う人がいると思うんですよね。そういうのって日本だけなのか、海外、アメリカの婦人もそうなのかっていうところで、そこって、日本の独特な問題なのかどうなのかなって。

夏野:そんなことないですよ。あのものすごい怖い奥さんはいる。まー、あの、結構エグゼクティブがいて、僕は仲良かったんですけど、ほんと怖かったですよ、奥さん。なんか、なんでうちやつをこんな時間まで拘束してるのとかで、めっちゃ怒られて。すいません。でも、十分生きてますよ。

質問者:写ってないですよね、今。

中島:あのねえっと、日本だってアメリカだって変な事言う人はいるし。足を引っ張ろうとする人はいるけど、ちょっと、傾向として言うと、日本人の方がなんか気にしすぎかもとは思う。何となく異質であることがいけないみたいな空気があるじゃない。

質問者:はい。

中島:で、それを気にしすぎだと思う。アメリカ人ってやっぱり気にしない人は気にしないよ、本当に。あの、それは何なんだろう。出る杭は打たれる打たれないの話もあるし、それかその、何て言うのクラス全員の8割が赤い服を着ていても、堂々と黒い服を着ていけるみたいなタイプの人間が多いから、結果的になんか全員バラバラの服を着てるのがアメリカ人で。でも8割人がある服を着ちゃうと、全員の2割はもう合わせざるおえなくなってで、就職になると全員同じ服着てるみたいななっちゃうのか日本人で。
それはだから別に8割の服を着てる日本人が悪いんじゃなくて、その最後の2割なのに合わせちゃう方が悪いんじゃないかなとも、僕は時々思いますよ。

質問者:はい。なんか、やっぱ副業っていう話もあったんですけど、何かそこで自由にやるっていうのが、そっから何かでなんかいろんな事が出来くんのかなと、僕は思って聞いてました。

夏野:あの副業は、是非ね、ガンガンやられることをお勧めします。で、会社側に申告するのかとかいうのも、というのも、まぁー申告しなくても大丈夫よ。ねあの会社にバレるぐらいになったら、多分そっちで食っていけるから全然平気だと思う。

質問者:そういうことだと思います。

夏野:全然大丈夫やっちゃえ。やっちゃえ。

質問者:はっはっは。

夏野:ただし、副業の方はつまんないアルバイトじゃなくて、やっぱ俺ここやりたいとか、私は絶対ここは得意っていうので、やってほしいな。そんな生活の糧を稼ぐ訳じゃないので。

質問者:その副業ってやるとすると、面白い人とやりたいってなると、解雇じゃないですけど、やっぱり自分が一緒にやりたい人と集まることになると、僕は思うんですよね。
やっぱ、そういうのって、なんかそういう働き方が増えてくと、なんか副業が本業になってみたいので、なんかこう片手間が本業がバイトみたいに、こうベーシックインカムみたいなあればいいのかな。

夏野:それでお金入ってきたら、それでその半分を奥さんに渡せば奥さんは何にも言わなくなるかも大丈夫。

質問者:はっはっは。はい、ありがとうございます。

司会者:ありがとうございました。他にどなたかいらっしゃいますか。 はい、お願いします。

質問者:あの、私は牧野と申します。本日はありがとうございました。あのちょっと伺いたくて、ご相談みたいな感じなんですけれども。大きな会社で、あの結構その会社がやってることは、全然違う方向のことをやりたいと。結構、普通の人は馬鹿だなと思うようなことを、やりたいって思ってる時に。色々提案して、そこでこう言った言い方とか、提案の仕方とかしていけば、まぁ〜ちょっとは意見を真面目に聞いてもらえるとか、そういったこと何かありましたらアドバイスいただけたらなと思います。
自分は、やっぱり、熱意は、まぁ〜前提条件で、後は実際にあの物を作ってみるとか、そういったことはしていけば、ちょっと進めるのかなとは思ってるんですけれども、あのもうちょっと何か違う方向とか、そういったものがあったら伺えればと思います。

中島: えーと、まずその、こういうような質問されることが多いんだけど、えーベンチャー企業、自分で始めた経験から言うと、ベンチャーってすごい大変なんですよ。あのやっぱり、人と金がないので。それと比べると大企業って人と金はいっぱいあるんですよ。で、その大企業で、好きなことをさせてもらえないから、辞めるって事はいつでもできるんだけど、辞める前にやっぱり大企業中で大暴れしてもいいかなと、僕は思いますよ、せっかくリソースがあるんだから。だからそういう意味でいうと多少ずれてても、多少反対されててもやっちゃう。それがその本当に勝手にできるものかどうかわかんないけど、ある意味そのなんか上司の許可ももらわずにやっちゃうとか。
 もしくは、その、それを、その、何て言うのサポートしてくれる人を見つけるまで、提案し続けるとか、まず、必ずしもその真上にいかなくてもいいわけじゃないですか。そういうちょっとひと暴れしてから、やめればいいかなと僕は思いますよね。だからそういう意味で言うと、その遠慮はしなくてもいいんじゃないかなと。
で、それも、本当にそれが価値を生み出すとね、会社にとって価値を生み出すとか社会にとって価値を読み出すと信じてるんだったら、思いっきり押してみるべきだと思いますよ。どっかでそれを聞いてくれる人がいるし最終的な社長さんかもしれないけど。で、そこまであなたが思ってるものを、社長も認めてくれないんだったら、やめればいいわけで、まずちょっとそこまで暴れてみるのはいいと思いますよ。

質問者:ありがとうございます。

夏野:あのベンチャーだと思って、事業計画書、完璧に書いたらどうですか。
その、それだけ自信があるんだったら。それで会社で全然通らなかったら、ベンチャーキャピタルもってけるでしょ。だからそのアイデアが他人が見ても、いけるーこれいける!って思えるぐらいじゃきゃ。だってやる価値ないですよそれは。

質問者:はい。もちろんそうですね。

夏野:それを見える化できるかどうかなんですよ。で、意外に難しいですよ。本当に単なる発想だけで事業計画書を、説得力のある事業計画書に、書けないですからね。だからそこには皆さんが持ってる、書き手の持ってるリソース、そしてやらなきゃクリアしなきゃいけない条件が、全部埋め込まれた上で、しかし、この条件が揃え、これがきちんと前提が上手くいけば、行けるなっていう説得力のある事業計画書が書ければ、もうそれが書けるだけでまた一つ才能だよね。

質問者:あ、そうですね。

夏野:で、それ書いてないのに、やらせてもらえないとか言うのいるんですよ。社内ベンチャーとか、やってるバカな。そういのは全滅ですよ、全滅。

質問者:そうですね。すいません。その方向でちょっと頑張ってみようかなと思います。

中島:で、その事業計画書を作るときに僕はすごい力を入れてほしいのは、なぜいるか?っていう部分ですよね。なんか事業計画書って言うと、いかにも売上予想グラフを書くのが仕事みたいに思ってる人がいるんだけど、売上予想なんて実はもうあてになんないんで。ベンチャーキャピタルとかって、実はそこはそんなに真剣に見てないんです。僕も VC をやってたから見てるけど。売上予想なんて立てたって、当たんないですよ。それよりも、なぜやりたいんだとかね、それから、なぜ自分ができるんだ、特殊な技能を持っている人がいるとか patent があるとかそういうそのなんて言うの、なぜこいつなのかっていう部分がものすごく大事で、そこで、惚れて、投資するんですよ。
最後のページにある売上予想なんてのは、みんなこういうの書いてくるに決まってるんだから、見てないんですよ数字なんて。

質問者:自分が思ってたのは会社としは、これをやると、どれだけの利益が上がるのかっていう、その予測ばっかの方を考えてたんですけど。

夏野:いやいやそんなの関係ない。なんでそれがうまくいくの方のが大事。

中島:そう、なんでなんです。

夏野:8割うまくいかないんだ。うまくいった時に利益がでるのは、ほら、当然ですから。

中島:そうするとなぜうまくいくのだ、という部分で説得すれば、向こうがこういうグラフを書いてきますよ。

質問者:あのうまくっていうのは、売上が上がるというものではなくて、利益でる?

夏野:事業として成功するということです。

質問者:継続して事業が生存するっていうことが、、、。
中島:例えば、売り上げ予想なんてなくてもね。この仕組みを使うと今まで作ってた敵会社よりも、半分のコストで作れる発明をしました、って言う一行の説得があれば、あとは売上が上がるのは決まってるじゃないですか。だって、他社より半分の価格で作れるんですよ。

質問者:はい。そうですね。

中島:でっ、他社の半分の価格で作れるから売上が怖がるっていうステップは誰でもできるから、そんなことに時間をかける必要はなくて。なんで他社より半分の価格で作れるの。そこの半分の価格でつくれるっていう技術は、パテントで守られているの、いないの、っていう部分の説得力ですよね。そっちの方が大事ですよ。

質問者: わかりました。

中島:頑張って下さい。

質問者:ありがとうございます。

夏野:そういうの。俺んとこに持ってこないでね。もう持って来られても、しょうがない。でも、こいつでやれるかもと、思って結構出してる。こないだ、一個当たりました。

中島:いいですね。僕もエンジェル投資とかするんですけど、うまくいくのは、僕が直接絡んだやつだけですよ。だから、金を出すだけだとやっぱダメで。自分がどっぷり入ってやったものだけしかうまくいっていないので。エンジェルって結構大変ですよ。でも本当のエンジェルは手伝ってくれる人。金だけくれる人ってのはあんまりいいエンジェルじゃないないと思います。時間大丈夫ですか?

司会者:はい。それではですね。そろそろ最後の質問にさせていただきたい。

中島:前の方に。

司会者:はい。いっぱいましたね。じゃあ、できるだけ多くの方々にご質問していただきたいので短めにお願いできますか?

(続く)