Invent or Die - 未来の設計者たちへ:第一回 書き起こし その7

8月24日(金)に開催された「Invent or Die - 未来の設計者たちへ:第一回」の書き起こしです。


質問者:一つだけ質問させて頂きたいんですけど、日本の社会って制度がロビーイングで、締めつけられちゃうみたいな話があったと思うんですけど、お2人から見て、日本のチャンスってどういうところでしょうか。日本のチャンスをお二人がどのように捉えていて、ここポジティブだよ。だからチャンスなんじゃないみたいに、見えているところがあったらお聞きしたいなと思ったんですけれども。

夏野:あのね。何か新しいものを作ろうとした時に国内にすべてのリソースがある。ものづくりやろうと思っても、素材なんか欲しいと思っても。だから、結構それグローバルにやんないとできない国が、ほとんどですよ。ヨーロッパの国なんかでも、自国ですべてのリソースとか技術とか手に入んないから、いろいろ交渉しないといけないし。でも日本は、全部国内でできますよ。だから、逆にグローバリゼーションが遅れたっていう側面はあるものの。スタートアップには、実は日本って環境を悪くないなーって思ってますよ。

中島: そうですね。あと思うのは、日本って、特に東京って、ちょっと、とんがってるじゃないですか、いろんな意味で。その少子高齢化もそうだし、ライフスタイルもそうだし。でっ、そういう新しいライフスタイルに合ったものや、サービスとかっていうのは、ひょっとしたら今は東京でしか成り立たないかもしれないけど、将来は未来みたいなのはあるんじゃないかなと思いますよね。特に、僕は少子高齢化のことはすごい進化圧。人類全体に対する進化圧だと思っていて、それが多分一番最初にかかってる国なわけですよ。だから、そこはある意味伸びしろが大きいと言うか、日本はもう待ったなしですから、やるしかない。作ったものが将来は他の国にも訪れる、そこに輸出できるみたいなのはあるんじゃないかなと思いますよね。

質問者:ありがとうございます。

司会者:次の方

質問者:すいません。日本だとフリーランスや個人事業主のソフトウェアエンジニアがいるんですけども、アメリカにも同じように、そういう立場の人はいるんでしょうか?あの正社員じゃないってことですね。そういう人たちが Facebook や Google とかで働いてたりもするんでしょうか。

中島:えっ、FacebookとかGoogleで働いているのはフルタイムなので。でも、フリーランスはいっぱいますよ。

夏野:あのスタートアップする時に、そういうフリーランスをかき集めて。あのシリコンバレーっていうドラマがあるんで、是非、ご覧になることをお勧めします。ホント、結構実態に近いんで。

質問者:わかりました。

夏野:小学生のフリーランスとかつれてきて、やらせたりしてますよ。

中島:でもあとね。すごいフリーランスがいるのは実はウクライナとかね。なんか変なとこなんですよ。何故かって言うと、なんらかの理由でその国を離れられなくて、働く良い企業はないから、しょうがないからネットでフリーランスしてるみたいなのが、やたらすごいのがいたりするのはそういう、ちょっと僻地、僻地って言ったら悪いけど、そういう国だったりするので。アメリカは、もうフリーランスはピンキリですね。

質問者:はい。ありがとうございました。

質問者:この団体でお二人の役割分担はどうされるんですか?

中島:あっ、いい質問ですね。私は結構手を動かさないと気が済まないので。今もそうですけど。今回 Facebook で始めたんですけど、Slackも立てて。メンバーの人に入ってもらってるんですけど、多分私が一番発言してるというぐらいの状況になっています。それは、もう私はしょうがないので、妻から見放されない限りは、やり続けようと思っています。

夏野:僕は煽り担当ですよね。もう煽り、バズリ、話でかくしまくるみたいな。

中島:あの、なんていうのか、でもやっぱり一人じゃ大きなことはできなくて。でっ、すごく違うんですよ。例えば、そのi-mode、Windows、 で、インターネットみたいなのをどちらかっていうと、ある事象を反対側から見ていた人間なので、すごく補完しあうの部分もあれば、二人で見ることによって、三次元化されるみたいな部分があるので。多分、シンギュラリティソサイエティの中で作ってくプロジェクトに関しても、私、いっぺんから見ていると二次元だったのが、夏野さんがここにいるから三次元で見られるみたいなことが起こると、期待しています。

質問者: ありがとうございました。あの、信頼できる人の見分け方についてちょっとお伺いしたいんですけれど。僕自身ちょっとまだやりたいことが見つからなかったので、いろんなやってみたかったことであったり、副業だったらいろんなことに挑戦しています。その中で、なんて言うんですかね、こうちょっと怪しそうな人と言うか、イメージと言うと、ツイッターとかで、その海外飛び回って月20万稼いでいます、その方法を教えます、みたいな人とかもいて、何て言うんですかね、その自分が何か事業を始めるってなった時に、この人となら組んでもいいかなって、思えるような、そういう判断信頼できる、判断基準みたいな物って。あるのかなっていうのをお伺いしたいです。

中島:難しい質問ですね。そんな、それでも何かやってみれば、わかってこないかな。

夏野:なんか方教えますとかいう人は、絶対信頼できないですよね。どう考えても。

中島:その、行動から分からないかな。そのビットコイン上がるよって言ってる人は、必ずビットコイン持ってますからね。その、何て言うのかな。 信頼ね。何か一緒にちょっと行ってみるとわかるんじゃない。何でもいい。本当にちっちゃいのプロジェクターもいいから。何か一緒に行ってみて。約束通りのことをしてくれないとか。何かって言うと楽をしたがるとか。そういうことから見えてくるでしょう。だからあんまり確かに、その一件では判断しない方がいいと思う。あと、甘いことを言ってくる人は、まあまず疑ってかかったほうが良いという感じです

質問者: ありがとうございます。ちょっと行動とかも見ながら、やっていて、考えてみながらやっていきたいと思います。

夏野:具体的な顔が浮かんでるの中に。

質問者:そうっすね。そうですね。なんか結構、、、。

中島:このサロンに入ろうか、ビットコインで儲ける方法のサロンに入ろうか悩んでるんでしょ。

質問者:そうではないです。それはないんですけれど 何か話を持ちかけられた時に

夏野:話を持ちかけられた理由は何だろうと思った方がいいよ。

質問者:はい

夏野:なんで俺に来んだろう。だって、そんなに俺は魅力があるのか。魅力がないんだったら騙してる。

質問者:わかりやすいです。ありがとうございます。

質問者:最後、滑り込みですいません。冒頭で、中島さんがシンギュラリティの捉え方についてお話しされていたところなんですけれども、汎用 AI の進化に人が追いつけなくなるっていう、遠い未来のことを考えるよりも、今の事象を捉えた方がいい、みたいなお話をされていたと思うんですけども。その今の事象の捉え方っていうところについて、もうちょっと具体的な事例を交えてお話していただけないでしょうか。

中島: わかりやすく言うと、定型業務 AI は機械がやった方が安いっていう時代が、ここから10年以内にガンガンおこると思います。定型業務っていうのは、レシートにある数字を帳簿に入れるとか、もしくはレントゲン写真を見て、この人が癌かどうか判断するとかっていうのが、どんどんの進化するのがこれからで。

質問者: はい。

中島: で、結局はデータの量なので。これから、ますますデータを食わせられるようになるわけです。

質問者: はい。

中島:今まであったらレントゲン写真を見て、その人が癌かどうか判断していた医者が、まず機械に変わるのはもうすぐ起こります。

質問者: はい。

中島: でも、レントゲン写真だけじゃなくて、DNA も入れたらどういう結果が出るかなっていう実験が、今おこりつつあるわけですよ。

質問者: はい。
中島: 今の医者は、DNAなんか見てないですけど、マシンは見れるわけですよ。そうすると、マシンはその膨大なデータをひたすら見るだけで、DNA のシークエンス、たまたまこれを持ってるやつのこういうパターンがあった場合は癌だっていうのを、突然発見する時代が来はじめますから。もうそうすると人間の医者はかなわないですよね。それは全然汎用なんかじゃないですよ。まだまだ定型業務なんですけど。それでも人間を、はるかに超すっていうのは10年以内にきますよ。だから、そこはもういろんなことが変わると思う。

質問者: はい。

中島: そう、そういう意味の汎用なんか待たずに。社会がガラガラ変わっていく。今までの職が置き換えられていく。そこに産業の効率が良くなったり、物が安くなったり、でも人は切られたりって言うのがガンガン起こるので。まずそこをちゃんといいポジションに行って見ましょう。

質問者: ありがとうございます。

司会者:はい、それではよろしいでしょうか?そろそろですね、お開きの時間になってきたんですけれども。

質問者:サロンの説明は?

中島:あれ?ウソぉ~したんじゃないの?してない?サロンは URL 、https://lounge.dmm.com/ に行くと、たぶん新着のとこにサロンが出てるので、そこで申し込んでください(詳細ページはhttps://lounge.dmm.com/detail/1248/)。でも、一応 100人募集なんですけども、50人ぐらい入ってるはずなので、だから急げって話じゃないですけどでも、小論文が必要なんです。ワザと敷居を高くして、ちゃんと、どういうことをやりたいかというのを、書いていただいて、それを真面目に書いてくれた人だけに、入っていただくという、ワザと敷居を高くしていますので、宜しくお願いします。
いいですかね?

司会者:どうもありがとうございました。
はい、それでは今のお話もあった通り、そのサロンですね。あのーシンギュラリティソサエティのオンラインサロンを、今日から募集を始めてるんですけども。えーと、100名まず第一期ということで、100名の募集に関しましまして、本日オープンでもう半分50人は応募いただいているということで、まず最初のですね、仲間として参加してみたいという方は是非こちらの URL を、ご覧いただいてご参加いただければと思っております。はい、それではですね、2時間の長い時間に渡りまして、お付き合い頂きましてありがとうございました。本日の”Invent or Die - 未来の設計者たちへ”のボリューム1はですね、中島聡さんと、夏野剛さん、本当にありがとうございました。皆さん拍手を。

中島、夏野:ありがとうございました。

会場:(パチパチ拍手)

(質疑応答ここまで)