Invent or Die - 未来の設計者たちへ 7: 中島聡×斎藤由多加

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<LOST DECADES>
90年代の初めのバブルの崩壊から始まった日本の「失われた10年」は今世紀に入っても続き、今や「失われた30年」になろうとしています。その時期と、パソコン・インターネット・スマートフォンによる社会の大変化の時期とが重なっているのは偶然ではありません。

バブルのピークだった1989年には、世界の時価総額ランキングのトップ10に、NTT、興銀、住友銀行、トヨタ自動車、東京電力など日本企業7社が並んでいました(参照: http://leohendrix.tokyo/archives/501 )。

しかし、2018年の時点でのトップ10からは日本企業は消え、Apple、Amazon, Microsoft, Alphabet(Google)、Facebook、Alibaba、Tencent など、テクノロジーを活用してビジネスをしているグローバル企業ばかりが並んでいます。

つまり、パソコンやインターネットが普及し始めた1990年代を境に、世界経済の仕組みは大きく代わり、その変化を自ら作り出した米国や中国のテクノロジー企業は大躍進し、それに乗り遅れた日本企業はことごとく衰退したのです。

日本は、戦後の高度成長期に作られた、終身雇用、年功序列、新卒の一括採用、経営陣から構成される取締役会、護送船団方式、経団連、官民癒着、天下り、などの仕組みが大きな足枷となって企業の新陳代謝が進まず、国全体の国際競争力が大きく低下してしまったのです。

このテクノロジーを中心にした世界経済の変化は、今後もさらに加速します。2020年代は、人工知能、自動運転車、ドローン、ロボット、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)などの進歩により、移動手段、物資の流通、小売、接客、防犯、コミュニケーション、働き方などが根本的に変わります。

<SOCIETY>
そんな時代に本当の価値を生み出すことが出来るのは、テクノロジーを理解し、最大限に活用できるリーダーが率いる企業だけなのです。

最近、日経新聞は、経団連で主要なポジションにつく人たちが、誰もが高齢で、転職経験のないサラリーマン経営者であることを指摘しました。起業経験もない、インターネットもスマホも使いこなせない彼らが、日本の経済の中枢を握っている限りは、Amazon や Google と対等な戦いなど、決して出来ないのは明白です。

技術のさらなる進化によりもたらされる社会が、「暗いもの」になるのか、「明るいもの」になるのかは、結局は人間次第なのです。それを「明るいもの」にするための努力は今のうちからスタートすべきだし、そこにビジネスチャンスも生まれるのです。

今こそ、デジタル・ネイティブな世代の若者が立ち上がり、テクノロジーを操り、シンギュラリティの時代にふさわしい起業家として次の時代の日本、そして世界を背負っていかなければなりません。

シンギュラリティ・ソサエティは、そんなポテンシャルを持つ人たちに、勉強・議論・情報発信・ネットワーク作り・起業の場を提供し、様々な形で支援することを目的に作られた組織です。

<Invent or Die - 未来の設計者たちへ 7>
今回は、青山学院大学シンギュラリティ研究所客員研究員であり、『The Tower』、『シーマン ~禁断のペット~』『大玉』などの作品を開発に携わった伝説のゲームクリエイター斎藤由多加氏をゲストにお迎えします。

現在、注目されているシーマン人工知能研究所での所長としての活動から見えてくる、シンギュラリティ時代の「AI」「言語」「ゲーム」に関して、ホストの中島聡と議論します。


<イベント概要>
・日程:2019年6月4日(火)
・時間:19時00分~20時30分(開場~受付開始:18時45分)
・場所:アライドアーキテクツ セミナールーム(ウノサワ東急ビル 3階) 
・住所:東京都渋谷区恵比寿 1-19-15
・地図:https://www.aainc.co.jp/company/site/
・主催:一般社団法人シンギュラリティ・ソサエティ

<タイムテーブル>
・18時45分:受付開始
・19時00分:開会~対談 中島聡×斎藤由多加(テーマ:「ゲーム・AI・シンギュラリティ」(仮))
・20時30分:対談終了
・20時30分:懇親会 ※一般参加者は懇親会付チケット(1,000円)が必要です。
・21時30分:閉会
・22時00分:完全撤収

<ゲストプロフィール>
斎藤 由多加(さいとう ゆたか)
ゲームクリエイター

1962年東京都生まれ。シーマン人工知能研究所所長。大学卒業後リクルートに入社。その後独立し、1994年「オープンブック株式会社」を創業。高層ビルシミュレーション『タワー』の国内外のヒット(海外名はSimTower)で全米パブリッシャーズ協会賞ほか受賞。1995年、日経BP社ベンチャー・オブ・ザ・イヤー最優秀若手経営者部門賞。1999年、『シーマン 禁断のペット』を発売。文化庁メディア芸術祭優秀賞、米国GDC年間キャラクター賞など受賞多数。2006年、ゲーム『大玉』、2012年ゲーム『エアロポーター』を発表。

著書に『ハンバーガーを待つ3分間の値段~ゲームクリエーターの発想術』『社長業のオキテ~ゲームクリエーターが遭遇した会社経営の現実と対策』(ともに幻冬舎)、『シーマン語録』(ダイアモンド社)『シーマン語録2』(幻冬舎)、『指名される技術 六本木ホステスから盗んだ、稼ぐための仕事術』(堀江貴文共著・ゴマブックス)、『マッキントッシュ伝説』『リンゴの樹の下で』(ともにオープンブック)など。